綾瀬市でおすすめの外壁塗装業者を紹介します！

外壁塗装とは？

外壁塗装は、住宅の美観を保つだけでなく、建物自体を守るためにとても重要な役割を担っています。長年にわたって外壁を放置すると、紫外線や雨風にさらされて劣化が進行し、住宅の耐久性が低下してしまうでしょう。ここでは、そんな外壁塗装が持つ役割や、その必要性について詳しくご説明します。

外壁塗装の役割

外壁塗装は、家の外観を美しく保つ目的で行われることはもちろんですが、その最大の役割は「建物を劣化から守ること」です。外壁はつねに紫外線や雨風、温度変化といった外的刺激にさらされており、そのままにしておくとひび割れや汚れ、塗膜の剥がれが発生してしまいます。このようなトラブルを防ぐのが外壁塗装なのです。

塗装を定期的に行うことは、紫外線や雨風から外壁材を守ることにつながるため、家自体の耐久性を向上させたり、性能を保ったりすることが可能になります。また、ひび割れや劣化を防ぐ役割もあるため、カビやコケの発生を抑制し、そこに暮らす人々の健康的な住環境を保つことにもつながるでしょう。

ここからは、外壁を長年メンテナンスせずに放置した場合に考えられるさまざまなリスクについて、具体的にご紹介していきます。

放置リスク1：建物の劣化

外壁の塗膜は、雨風や紫外線の影響で徐々に傷んでいきます。劣化が進行していくと、ひび割れや剥がれが起き、建物の構造自体が弱くなってしまう可能性があります。とくに木造住宅の場合、ひび割れた外壁の隙間から水が入り込むことで、内部の木材が腐食し、シロアリ被害につながるなどさらに大きなトラブルに発展する可能性があるでしょう。

放置リスク2：雨漏りの発生

外壁にひび割れや剥がれができると、そこから雨水が侵入する可能性があり、壁の内側や天井で雨漏りが発生してしまうこともあります。雨漏りは初期の段階では気づきにくく、天井にシミができたり壁紙が剥がれたりする頃には、すでに内部の木材が腐食している場合も少なくありません。雨漏りが発生してしまうと、修理には高額な費用がかかるうえ、カビやダニの発生による健康被害のリスクも高まります。

放置リスク3：修繕が必要になる可能性

外壁塗装を長年行わずにいると、小さなひび割れがやがて大きな亀裂へと進行していき、最終的には外壁材自体を交換しなければならなくなる可能性があります。外壁を張り替える工事には、数百万円単位の費用がかかるうえ、数週間から数か月の工事期間が必要になることもあるでしょう。

放置リスク4：住宅の資産価値低下

外壁が劣化すると性能だけでなく、もちろん見た目も悪くなるため、住宅の資産価値も下がってしまいます。とくに、将来的に住宅の売却を検討している場合、外壁の状態が悪いと買い手が見つかりにくくなり、売却価格が下がる原因になるでしょう。

また、住宅ローンを利用する際、建物の評価額が低いと、希望額の融資を受けられないなどの弊害も発生してしまいます。このようなことを防ぐためにも、外壁塗装を適切に行い、住宅の価値を維持しましょう。

外壁塗装をするタイミング

外壁塗装をするタイミングは、築年数や外壁の状態から判断しましょう。一般的に塗り替えの目安は築8〜12年とされていますが、立地や気候条件によって劣化速度はさまざまです。とくに注意したい劣化のサインには、下記のようなものがあります。

手で外壁を触ったときに白い粉が付く「チョーキング現象」は、防水機能が低下しているサインです。また、外壁の色が薄くなったりツヤがなくなったりする変色や退色も、塗膜の劣化を示しています。その他、ひび割れや塗膜の剥がれ、藻やカビ、サビの発生も塗り替えを検討する目安となります。

外壁材の種類によってもタイミングは異なり、サイディングやモルタルは8〜15年、金属系サイディングは10〜15年が目安となっているので、外壁の状態を見て外壁塗装業者に相談しながら検討してみてください。

外壁塗装のメリット

外壁塗装を定期的に行うことで、見た目の面はもちろん、建物の機能性などの面でさまざまなメリットが得られます。ここでは、外壁塗装をすることで得られる具体的なメリットをご紹介するので、これから塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

メリット1：外観が好印象に

外壁塗装の大きなメリットとしてまず挙げられるのが、住宅の外観が美しくなり、新築のような好印象を与えられるようになることです。外壁は塗膜の劣化で色褪せたり汚れが目立ったりしてしまいますが、塗装をすることで本来の美しさを取り戻すことすことができるでしょう。

また、外壁塗装は単なるメンテナンスではなく、家のデザインを一新できるタイミングでもあります。長く住んでいて飽きてしまった外壁の色を、思い切って変えることで、住宅全体の印象をガラリと変えることができるでしょう。たとえば、白やベージュから落ち着いたグレーやネイビーにする、暗めのブラウン系から明るいアイボリーなどに変えるなどが人気です。

メリット2：耐久性アップ

外観を美しく変えるだけでなく、建物自体を守ることも、外壁塗装の大切な役割のひとつです。外壁はつねに紫外線や雨風の影響を受けており、塗膜が劣化することで建物の保護機能が低下してしまいます。とくに紫外線は、塗膜のひび割れや色あせを引き起こすだけでなく、外壁材そのものの劣化を早めてしまうことがあります。

外壁塗装を行うことで、新しい塗膜が紫外線や雨水を防ぎ、長期間にわたって建物を保護できるため、住宅全体の寿命を延ばすことにつながります。塗装を怠り劣化が進むと、最終的には大規模な修繕工事が必要になるため、結果的にコストがかさんでしまいます。

メリット3：防水性アップ

外壁塗装には、防水性能を高める役割もあります。外壁に小さなひび割れが生じていると、そこから水が染み込み、内部の木材や鉄骨が腐食する原因になることがあります。外壁塗装を行うことで、ひび割れ部分を覆い、雨水の侵入を防ぐことが可能になり、建物内部の構造を守ってくれるのです。

たとえば、築15年以上の住宅では、外壁にヘアークラックと呼ばれる細かいひび割れが発生しやすくなるため、放置すると雨水が侵入しやすくなります。このような兆候がある場合は、早めに外壁塗装を検討し、雨水の侵入を防ぎましょう。近年ではシリコン塗料やフッ素塗料など、撥水性が高く、外壁をしっかり保護できる防水性の高い塗料も多く開発されており、雨漏りのリスクを大幅に軽減できます。

メリット4：断熱性・遮熱性アップ

外壁塗装には、断熱性や遮熱性を高める効果も期待できます。住宅は、夏場は強い日差しで外壁が熱を持つと、その熱が室内に伝わり室温が上昇しやすくなり、冬場は外の冷たい空気が室内に伝わり、寒さを感じやすくなります。

外壁塗装で適切な塗料を選べば、夏の暑さや冬の寒さを和らげ、室内の快適性を高めることができるのです。具体的には、遮熱塗料や断熱塗料を使用することで、外気温の影響を受けにくくすることが可能です。このような性能がアップすることで室温が安定するため、冷暖房の使用を抑えられ、電気代の節約にもつながるでしょう。

メリット5：防汚性アップ

外壁塗装には、外壁が汚れることを防いだり遅らせたりする、防汚性能を高める効果もあります。外壁は雨風やホコリ、排気ガスなどで汚れやすい部分ですが、近年は汚れがつきにくい塗料が多く開発されています。外壁に付着した汚れを分解し、雨で洗い流す効果がある光触媒塗料や低汚染塗料などを使用することで、美しい外観を長期間保つことが可能です。

このような塗料を採用することで外壁の美しさを長く保つことができ、定期的な清掃の手間を軽減できます。とくに2階建ての住宅では外壁の掃除が大変ですが、防汚性能の高い塗装を施すことでその回数や手間を大幅に軽減できるのです。

外壁塗装で使用する塗料の種類

外壁塗装に使用される塗料には、さまざまな種類があります。それぞれの塗料は、価格や耐久性、機能性などが異なり、住宅の立地や目的によって最適なものが変わってきます。ここでは、外壁塗装で一般的に用いられる代表的な塗料について、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。

アクリル塗料

アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とした塗料です。ほかの塗料に比べて安価で、塗装がしやすく、鮮やかな発色が良いのが特徴です。そのため、カラーバリエーションもさまざまで、希望の色が見つけやすいというメリットがあります。

また、軽量で柔軟性があるため、塗りやすいという点も強みです。かつては外壁塗装の主流でしたが、現在ではその耐久性の低さから、採用されることは少なくなりました。耐用年数は3〜7年とされているため、短期間での塗り替えを予定している場合や、予算を抑えたい場合におすすめです。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、密着性が高いという特徴があり、木部や雨樋など、さまざまな素材に塗装することが可能です。かつては外壁塗装に多く使われていましたが、現在はより耐久性に優れるシリコン塗料が登場したため、外壁に使われる機会は減っています。

しかし、ひび割れしにくい弾力性があり、部分的な塗装や付帯部分の塗装にはよく使われています。耐久性は耐用年数は7〜10年と中程度で、紫外線に弱く変色しやすいというデメリットもあります。

シリコン塗料

シリコン塗料は、現在の外壁塗装においてもっとも主流とされている塗料です。耐久性に優れており耐候性が高く、汚れがつきにくいため、メンテナンスが楽になるというメリットがあります。

耐用年数は8〜15年とされており、長期間美観を保ちやすいことも選ばれる理由といえるでしょう。ただし、弾性がやや低いため、ひび割れに弱いというデメリットもあります。

フッ素塗料

フッ素塗料は、公共施設や高層ビルにも採用されるほど、非常に高い耐候性・耐久性を持つ塗料です。一度塗装すれば、15〜20年といった長期間にわたって美観を保つことができるため、塗り替えの頻度を抑えたい方に適しています。

また、耐久性が非常に高いため、長期的に見るとメンテナンスの回数を減らすことができます。ただし、塗料が伸びにくいため、施工には高い技術が必要となります。

無機塗料

無機塗料は、ケイ素やセラミックを主成分とした塗料です。自然劣化に強いという特徴があり、長期間にわたり建物の美観を保つことができるため、とくに高性能な住宅や、メンテナンスの頻度を減らしたい方に適しています。

また、燃えにくく、カビやコケが生えにくいという優れた機能も持っています。耐用年数は15〜25年と非常に長く、最高レベルの耐久性を誇りますが、その一方で塗膜が硬いためひび割れしやすいほか、価格が高いというデメリットもあります。

ラジカル制御塗料

ラジカル制御塗料は、近年注目を集めている新しい技術を用いた塗料です。外壁塗装の現場では、塗料の劣化を早める「ラジカル」というエネルギーが発生することがあります。このラジカルが発生すると、塗料に含まれる顔料を破壊し、外壁に白い粉が付着するチョーキング現象や塗膜の劣化が早まってしまいます。

ラジカル制御塗料は、このラジカルの発生を抑えることで、紫外線による劣化を防ぎ、外壁の美観を長持ちさせる効果があります。耐久性と機能性のバランスに優れているのも特徴で、耐用年数は12〜16年とされています。

外壁塗装の費用相場

外壁塗装は、住宅の見た目を保ち、建物を雨や紫外線から守るために必要なメンテナンスですが、いざ工事を検討し始めると、費用についての不安や疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、外壁塗装にかかる費用の目安と、その内訳について詳しく解説します。

坪数別の相場

外壁の塗り替えにかかる費用は、おもに家の大きさによって変わります。費用相場の目安は100万円前後とされていますが、塗装面積が広くなればその分高額になる傾向があります。

坪数とは土地の広さではなく、1階と2階を合わせた床面積の広さを指しています。たとえば、30坪の住宅であれば70万円〜100万円程度、40坪であれば80万円〜140万円程度、50坪であれば100万円〜170万円程度、60坪であれば130万円〜220万円程度が相場とされています。

住宅タイプ別の相場

住宅のタイプによっても費用相場は異なります。一般的な2階建て住宅の場合、延べ床面積30〜40坪程度で80万円〜130万円が費用の目安です。建物が縦に高くなるため、足場の設置や塗装面積が広くなり、平屋に比べて費用がやや高くなる傾向があります。

一方、平屋住宅は2階建てよりも高さがないため、足場を設置する費用を抑えられることから、費用相場は60万円〜100万円程度です。ただし、横に広いタイプの建物だと塗装面積が増えるため、2階建てよりも費用がかかる場合もあります。

外壁塗装費用の内訳

外壁塗装の費用は、塗料を「塗るだけ」の金額ではありません。費用のなかには、さまざまな工程や項目が含まれています。たとえば、塗料を塗る前の準備作業として、足場を組む費用や、高圧洗浄、養生、下地処理などの費用が発生します。

これら塗装以外の費用が全体の半分以上を占めることも珍しくなく、塗装作業自体の費用は、全体の約30〜40％程度とされています。安さだけで業者を判断するのではなく、どのような作業が含まれているのか、内訳までしっかり確認することが大切です。

外壁塗装費用を抑えるには？

外壁塗装は高額になりがちなので、なるべく費用負担を抑えたいと考える方が多いでしょう。ここでは、そんな方のために費用を抑えるためのいくつかの方法をご紹介します。

ひとつは、外壁塗装を専門に行う会社に直接依頼することです。ハウスメーカーやリフォーム会社は、実際の施工を下請け業者に依頼することが多く、中間マージンが発生するため費用が上乗せされることがあります。外壁塗装の専門業者であれば、余計な中間マージンが発生しないため、費用を抑えることにつながります。

次に、適切な時期に依頼することが費用を抑えることにつながるケースもあります。外壁塗装の繁忙期は春や秋ですが、梅雨や冬の時期は依頼が減るため、割引が行われることがあります。ただし、天候によって工期が長引く可能性もあるため、スケジュールに余裕を持つと良いでしょう。

また、火災保険を活用できる場合もあります。外壁の破損が経年劣化ではなく、台風や強風、突発的な事故が原因の場合は、火災保険が適用されることがあるため、そのような場合は保険会社に確認してみてください。

最後に、複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」も大切です。業者によって費用は異なるため、複数の見積もりを比較することで、適正な費用やサービス内容を見極めることができます。

外壁塗装業者にどのようなイメージを持っていますか？Webアンケートで調査！

ここまで外壁塗装のメリットや施工タイミング、塗料の種類などさまざまな基礎知識を解説してきました。ここからは、外壁塗装業者について解説する前に、みなさんが業者にどのようなイメージを持っているか、Webアンケート通して見ていこうと思います。結果は以下のグラフのようになりました。

第1位は「悪徳業者に当たらないか心配」でした。ひとくちに外壁塗装業者といってもその数はとても多く、まずはインターネットで調べるという方も増えているのではないでしょうか。その際「詐欺」「悪徳業者」など不穏なワードを目にすることで、不安になってしまうのかもしれませんね。

確かに悪徳業者の存在は否定できませんが、そうではない優良業者を見極める方法はいくつもあります。例えば、地域密着で長年実績を積んできた業者や、強引な勧誘をしてこない業者などが一例です。当サイトでは、外壁塗装業者を選定する際のポイントなどを詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

第2位は「業者ごとにクオリティの差がありそう」でした。仕上がりや品質が気になる方も、やはり一定数いるようですね。実際に依頼する前に判断するのは少し難しいですが、たとえば在籍する有資格者の情報や詳細な施工実績を、公式サイトなどで確認する方法がおすすめです。

第3位は「どこまで信用していいのかわからない」でした。業者の信頼性を見極めることも、多くの方が抱いている課題のようです。できれば友人や知人から紹介してもらう業者がいちばん安心ですが、それ以外ならインターネットの口コミや評判をしっかりと吟味するのもいいでしょう。

第4位は「専門的で話が理解できるか不安」でした。とくに外壁塗装を依頼するのが初めての方は、施工内容を把握できるか心配になることもあるでしょう。その場合は、丁寧なヒアリングやコンサルティング、明瞭な見積りに定評のある業者を選べると安心です。

第5位は「職人さんが少し怖い印象」でした。少し偏ったイメージかもしれませんが、それでも怖いと感じる方が一定数いるのは事実のようです。なかには地域イベントに積極的に参加していたり、公式サイトで職人さんが顔出しをしている業者もありますので、そのような業者であれば不安も和らぐのではないでしょうか。

以上が、アンケートの結果と簡単な解説になります。次の見出しからは、悪徳外壁塗装業者の手口や、信頼できる外壁塗装業者を選ぶポイントについて詳しく解説していきます。ぜひ参考にしていただき、納得の外壁塗装を実現してください。

【要注意】悪徳外壁塗装業者の手口

外壁塗装業者のなかには、残念ながら悪質な営業や手抜き工事を行う業者が存在します。このような業者は、消費者の知識不足につけ込むため、その手口を知っておくことが大切です。ここでは、悪徳業者に多い代表的な手口をいくつかご紹介します。

いきなりの訪問営業

悪徳業者の多くは、事前の連絡なく自宅に突然訪問してきます。そして、「屋根が大変なことになっている」「このままでは家が倒れる」など、大げさな言葉で不安をあおることがあります。後日、別の業者に見てもらうと、実際には心配するような状態ではなかった、というケースも少なくありません。

いきなり訪問してきたうえに、明確な根拠を示さず、「すぐに工事した方がいい」と急かす業者には注意が必要です。もし不審に感じた場合は、証拠となる写真を見せてもらうか、別の業者にも確認してもらいましょう。

大幅な値引きの提案

契約を迫る際に、50万円以上といった高額な値引きを提案してくる業者にも注意が必要です。「今日中に契約すれば」「モニターになれば」といった言葉で契約を急かしてくる場合、最初から高額な費用を請求しているか、必要な工事を減らされるケースが考えられます。

工事内容を変えずに金額だけを大幅に下げるような業者は、利益を確保するために手抜き工事を行う可能性もあります。値引きと聞くと魅力的に感じてしまうかもしれませんが、それには裏があることがほとんどなので、冷静に業者を見極めることが大切です。

オリジナル塗料を勧めてくる

一般的な塗料よりも耐久性の高いオリジナル塗料を勧めてくるのも、悪徳業者が行う手口のひとつです。オリジナル塗料は、その業者でしか実績がないため、実際の成分や期待できる耐用年数を確かめることができません。

実際は一般的なシリコン塗料と同じグレードの塗料であるにもかかわらず、高耐久を謳い、本来の価値に見合わない高額な費用を請求される可能性があります。このように、根拠のない高耐久をうたうオリジナル塗料には注意が必要です。

曖昧な見積り

悪徳業者は、見積書をわざと曖昧に作成し、詳細を記載しない手口を用いることがあります。たとえば、「塗装工事一式○○円」とだけ書かれており、工事の工程や数量、単価などの記載がない場合は注意が必要です。

このような見積書で契約してしまうと、必要な工程を省かれたり、規定通りの回数で塗ってもらえなかったり、塗料を薄めて使用されるなどのトラブルにつながる可能性があります。工事の項目ごとに、数量や単価が細かく記載された見積書をもらい、内容をしっかりと確認しましょう。

即日契約を迫ってくる

「今すぐ決めてください」「今日中に契約してくれれば」など、即日契約を強く迫る業者も、悪徳業者の可能性が高いです。なかには、契約を断っても居座り続けたり、態度が急変したりする場合もあります。

契約を急かすのは、消費者が冷静に考える時間を与えないようにする目的があります。契約の話が出たときにどのような対応をしてくるのか、業者の姿勢をしっかり確認することが大切です。また、居座りや態度が悪い場合には、迷わず警察に連絡してください。

信頼できる外壁塗装業者を選ぶポイント

外壁塗装で後悔しないために重要なのは、信頼できる優良な業者を選ぶことです。しかし、悪徳業者も少なくない業界であるため、どの業者に依頼すれば良いか迷ってしまう方も少なくありません。ここでは、安心して任せられる業者を見極めるためのポイントをご紹介します。

施工実績

信頼できる業者かどうかを判断するには、豊富な施工実績があるかを確認することが大切です。多くの依頼を受けている業者であれば、当然ながら多くの施工事例を持っているので、ホームページなどで施工事例を掲載しているかを確認しましょう。

施工事例に完成写真だけでなく、足場工事、高圧洗浄、養生、下塗り、中塗り、上塗りといった各工程の写真も載せている業者であれば、実際に自社で施工していることがわかり、より信頼感が高まります。加えて、工事価格が明記されているかもチェックしましょう。

許可・資格

外壁塗装を行うのに特別な免許や許可は不要ですが、信頼性の高い業者は、長年の実績や経験がなければ取得できない資格や許可を持っています。たとえば、厚生労働省が発行する国家資格「一級塗装技能士」や、建築工事を行うための「建設業許可票」などが挙げられます。

このほかにも塗装に関連する資格として「2級建築施工管理技士」「外壁診断士」「第二種電気工事士」「足場の組立て等作業責任者」「有機溶剤作業主任者」といったさまざまな資格や免許を保有している業者であれば、高い技術力と専門知識を持った施工が期待できるでしょう。

明瞭な見積り

契約前に提示される見積書は、その業者の信頼性を判断するうえで重要な資料のひとつです。悪徳業者の手口としてよく見られる「塗装一式○○円」といった曖昧な表記ではなく、工事の工程、数量、単価などが細かく記載されているかを確認しましょう。

これにより、何にどれくらいの費用がかかるのかを把握でき、不当に費用が上乗せされていないか見極めることができます。複数の業者から見積もりを取り比較することで、費用の相場感を把握し、より納得のいく業者を選ぶことができるでしょう。

保障・アフターフォロー体制

外壁塗装は、施工が完了したその場では良し悪しを判断するのは難しく、数年後にトラブルが発生することも少なくありません。そのため、万が一施工後に塗装が剥がれたりひび割れたりした場合に、無償で補修してもらえる「工事保証」が用意されているかを確認しましょう。

保証期間は業者によってさまざまですが、5年から10年程度が一般的です。また、業者向けの「建設工事保険」や「請負業者賠償責任保険」に加入しているかどうかも、万が一の事故に備えるために重要なポイントです。保証書は必ず書面でもらい、内容をしっかり確認しておきましょう。

業者のタイプ

外壁塗装を依頼できる業者はさまざまなタイプがありますが、なかでもおすすめしたいのは、外壁塗装を専門に行う業者です。専門業者には塗装技能士などの資格を持つ専門家が在籍していることが多く、中間マージンが発生しない「自社施工」を行う業者であれば、支払った金額に見合った高品質な工事が期待できます。

また、長年地域に密着した丁寧な対応をしている業者は、信頼度が高いといえるため、安心して任せることができるでしょう。なかには少数精鋭で運営している業者もあるので、塗替えしたい時期が決まっている場合は、早めに依頼するのがおすすめです。

一方で、ハウスメーカーやホームセンターに依頼すると、実際の施工は下請け業者に丸投げされることがほとんどであり、中間マージンが発生するため費用が高くなる傾向があります。また、リフォーム専門店はさまざまなリフォームに対応できますが、外壁塗装の実績が豊富でなければ専門業者を選んだ方がいいでしょう。

優良業者に依頼して納得できる外壁塗装を実現しよう！

外壁塗装は、見た目の美しさだけでなく、性能や快適さを保つためにも大切なメンテナンスです。適切な塗装を行うことで、住宅を長く快適に保つことができ、資産価値を維持することにもつながります。綾瀬市にもたくさんの外壁塗装業者がありますが、まずは気になる業者に問い合わせをして、長く安心して任せられる業者を見つけてください。